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日本ゴム工業会で資材関係の講演、台湾製ロール試運転立ち合い [材料相場、需給]

7月24日は台湾でニーダーマリナリー社製24インチロールの出荷前試運転立ち合いをして、その後日本の取引先の方と台湾名物の夜市でぶらぶら、台南市名物の度小月のタンツー麺を食べて、その後東京にとんぼ返り。
26日は日本ゴム工業会で原料資材関係の講演を2時間行い、その後同工業会の中小企業委員会でも講演をしました。下の通り、原材料の需給関係、価格動向を説明。また来年から始まる、EU向けのRoHS2で可塑剤DOPが規制されるので、合成ゴム、コンパウンドでもDOPを使わなくなる動きを説明しました。また最近は米中の貿易戦争は激しくなり、その影響でゴム原材料でも影響がでる可能性を説明しました。中国が輸入材料について、関税を追加で設定する動きが激しくなっています。今後も注視していく必要があるでしょう。
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中国 日本製NBRに18~30%のアンチダンピング税仮決定 [材料相場、需給]

2018年7月16日 中国政府商務省は、日本製NBRの輸入に関し 日本ゼオンのNBRに30%、 JSRのNBRに18.1%、その他の日本製NBR?に56.4%のアンチダンピング税を仮決定し、即日適用し、16日以降の輸入には、このアンチダンピング税相当分を預託金として徴収する と発表。同じく韓国KUMPO製NBRには12%、LG製NBRには15%その他韓国製NBR?には37.3%課税される。
詳細は http://images.mofcom.gov.cn/trb/201807/20180716085952309.pdf (中国語)に掲示されている。
中身をざっとみると、2015年以降中国国内のNBRの国産NBRの販売価格が下がり、一方輸入量が増えた。これが理由。すでにゼオン、JSRとも反論を中国政府に提出したが、反論は無視?されたようだ。中国国内の価格下落は、中国国内でNBRメーカー増設が増え、競争が激しくなったからで、一方輸入品の増加は、日系ユーザーと中国内外資系、有力ゴム部品メーカーのNBR使用量がたまたま増えただけで、とてもアンチダンピングの対象にはならない。日本国内より安くNBRを中国に輸出しているとは思えないとの私見であるが、先の米国製ブロモブチルゴムに66%のアンチダンピング税を仮決定した中国政府なので、今回の訴えたPETROCHINA社の意見を採用したということか? 今の中国政府は貿易戦争であれば、なんでもする。つまり中国製NBRを使用しないといけない という警告にも見える。
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広島行き、水害災害、日本ゴム協会夏季講座、PIインダストリー社Drバンジャ社長 [ご紹介]

7月12日は広島行き、そもそも日本ゴム協会夏季講座(広島にて)に参加する予定でしたが、水害災害で、岡山から山口までのトラック便がストップしているため、当社が供給するゴム材料が配送とまってしまった。その結果徳山地区の取引先での生産ラインが止まる可能性がでてきたため急遽、加藤が朝6時発の新幹線で西に向かい、兵庫県でライトバンをレンタカーし、岡山地区で材料をPICKUPして、閉鎖されている山陽道を迂回して、中国道を400KM走り、山口県徳山地区のS社に無事納入しました。途中の岡山道でも高速道路ののり面が崩れ、高速道路で交互通行して土砂をどかす緊急工事中でした。また途中で広島のM社の工場に立ち寄り水害お見舞いをしました。夕方広島に戻り日本ゴム協会のミキサー懇親会に参加。広島プリンスホテルで行われ多くのゴム技術関係者と懇談。展望がすごい。
広島、福山、岡山地区のゴム会社の方の話を聞いた。JR芸備線と川の脇にあるN社の白市工場は大変らしい。水に浸かってしまったため、生産機械を他工場に移動して仮運転か?
災害にあった方々が心配です。広島市内は無事であったが、周りの交通路が遮断され、東からは新幹線と中国道しか動いていない。トラック便も災害支援車優先のため、ゴム、樹脂材料の一般貨物の運送は後回しで、輸送がまだできません。13日からマツダの生産が一部再開とのこと。新幹線が在来線の無料迂回の路線になっているため、新幹線こだま号が混雑していました。
 11日には、タイのゴム協会会長でPI インダストリー社社長のDrバンジャ夫妻と加藤が会食。タイのゴム産業について説明を受け、11月に開かれるタイでゴム産業フォーラムで加藤が英語で講演することになりました。
13日は朝から東京に戻り、午後から九州ゴム工業会、墨東ゴム工業会、兵庫ゴム工業青年クラブ合同の見学会、懇親会に参加。日本ゼオンの川崎工場見学、日本ゼオンの方々ありがとうございました。横浜で皆さんと会食後、その後銀座に移動して。という目いっぱいの1週間でした。
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山形大学米沢キャンパス 日本ゴム協会 [ご紹介]

先週は日本ゴム協会関東支部の幹事会と講演会が山形大学米沢キャンパスで開かれ参加しました。
下の写真のとおり、このキャンパスは100年以上前からの古い歴史があり、さらに樹脂関係の立派な試験室、試作室があり、大手化学会社の技術センターと同じようなすばらしい試験機、樹脂加工機器がありました。びっくりです。
その後小野田温泉に幹事らが一泊し、ゴム技術の情報交換です。
ブタジエンのアジア価格が下がってきました。そもそも定修時期で不足していましたが、各社定修が終わり、ブタジエンの不足感が薄れてきました。7月26日の日本ゴム工業会での資材関係の講演をしますがその準備を始めています。4-6月ナフサは¥48500/KLぐらいか?その先は¥54000/KLぐらいまであがるか?1-3月が¥47900/KLでした。4-6月アジアブタジエンは$1600/MTぐらいで1-3月からみると$200/MTぐらい平均があがります。ということは7,8月から合成ゴムは価格が上がる。
来週はタイからタイゴム協会長が来日するので、加藤と2名で会食。その後広島に。13日は九州、兵庫、墨東ゴム工業会の合同事業に参加。


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