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インド大手タイヤメーカーに技術指導 [海外]

今週は5日間インド出張です。インドの2輪タイヤの最大手(インドのオートバイ生産台数は世界1位なので、このタイヤメーカーは世界一かも)のTVSタイヤに行ってきました。当社の技術顧問の方と一緒にタイヤ技術指導です。加藤もタイヤメーカーの練り、押出、カレンダー、成型、加硫とタイヤのバイアス、スチールラジアルタイヤの生産工程を見せてもらいました。2輪タイヤは主にナイロンコードを使います。この工場だけでも毎日10万本近くのタイヤが作られています。
 インドのマドライ市ですので、当然毎日インド食。下の写真は工場の幹部用食堂での写真です。
シンガポールからチェンナイ経由マドライ市に行きました。TVS社工場構内にはかわいい会社所有の救急車がとまっていました。
宿泊したホテルには プラスティックのストローは使わないようにする とのボードが置いてありました。インドでも廃棄プラスチックの問題は議論されています。
またチェンナイの新聞にも日産ゴーン元会長の記事がでていました。チェンナイには日産の自動車工場があり、関心がたかいのでしょう。
そのあとはチェンナイで当社合弁会社IndoJapanPolymersの経営会議、そしてニューデリーで日系ユーザーと打ち合わせ。当社50%出資の同社は今期は売上も利益も倍増で、今年加藤事務所より売り上げも利益も多くなりました。うれしいことです。最近できたVISTARA航空に乗りました。TATA社とシンガポール航空の合弁会社で、サービスがいいです。
インドでもゴム原料でCR不足は問題で、一方フッ素、シリコーンの不足はそれほど問題ないとのこと。
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タイゴム協会での講演 Drバンジャさん [海外]

11月12-13日はタイのバンコックにタイゴム協会、InnovationGroup共催のRoadMap of Rubber,Rubber Industry 2018, Thailand to become rubber hub in Asia のゴムフォーラムに招待され、講演をしてきました。講演内容はDemad&Supply, Price of rubber materials 2018-2019 という内容で英語での講演です。参加者も通訳なしの英語の発表をきいていました。加藤事務所のほか、日産自動車による自動車産業の将来、マヒドール大学による最近のタイ天然ゴム研究、タイ政府金属、材料研究機構による低アンモニアラテックス研究、タイ政府系研究機構よる国営ゴム研究開発の方針、FOMM社によるミニ電気自動車開発の発表がありました。50名ほどのタイのゴム会社の幹部、材料メーカー、タイ政府のゴム関係者、チュラコ-ン大学、マヒドール大学のゴム学科教授らが参加しました。加藤の講演の質疑応答で、タイでもクロロプレンゴムが不足し、今後の見通し、中国米国貿易戦争に天然ゴムに与える影響について質問がありました。
晩はタイの大手ゴム会社社長らの会食に参加、PIインダストリーのバンジャ社長、EASTERNPOLYMER社(住友理工、日本ゼオンのZAP、早川ゴムらの合弁相手の会社、ゴム断熱材メーカーでもある)社長の隣に座り、タイのゴム産業について会食、情報交換しました。2日目はInnovationグループの手配で、タイの天然ゴム工場、タイ日本シール社を見学しました。
下の写真にそのフォーラムの講演の一部をお見せします。天然ゴムの輸出が、タイ国にとって、自動車、パソコンについて3番目に大きな輸出品目であること、天然ゴムの消費では世界で4番目、天然ゴムと合成ゴムの合計の消費では世界で5番目であることなどあまり知らなかった事実でした。
13日の晩はPIインダストリーの社長夫人(この人も有名人ですが)と会社の裏の、タイの屋台で夕食、タイから成田へはエアーアジアのビジネスクラスで帰国、これは比較的安くお勧めですが、日本人はほとんど乗っていない。
16日は関西ゴム技術研修所(日本ゴム協会関西支部)で2時間ほど ゴム産業、日本と世界の違いを講演しました。
そして18日から1週間ほどインドに出張です。 この10日間は東京ー台湾ータイー東京―大阪―東京ーシンガポールーインドと大移動です。
20181112_174854E.jpg20181113_083203_001E.jpgDSC06714E.jpgDSC06729E.jpgDSC06804E.jpgDSC06799E.jpgDSC06761E.jpgDSC06908E.jpg20181113_190539E.jpgkansaigomugijyutukenshushoKouen111-16-2018.jpgkansaigomugijyutukenshushoKoen211-16-2018.jpg
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墨東ゴム工業会(東京)台湾研修出張 [海外]

11月9‐10日で墨東ゴム工業会台湾研修のご一行様を台湾でゴム機械メーカーのKneader Machinery社(ロール、ニーダー、BOMメーカー)とJINGDAY MACHINERY社(成形プレスメーカー)にお連れしました。以下のとおりですが、ニーダー、特殊仕様のニーダー(インターメッシュローター)、ニーダーの製作過程、成形プレスの組み立て工程、10000㏄のゴム射出成型機、700トンダウンストロークのゴムプレス、420トン分の部品自動倉庫、その他を見学していただきました。ぜひご商談をお願いいたします。その後は台湾料理で台南で有名な店で両社の社長会長らと工業会一行と会食しました。
そのあと休日には台北の見どころを見学。 工場見学の最後の写真はナガセケンコー社の柳田社長のFACEBOOKに載せてある写真を転用させていただきました、
また私は日曜日は東京に帰らず、そのままタイ出張へ。その空き時間を利用して 九フンを見てきました。映画の千と千尋の神隠しのモデルかといわれている湯場の建物もあり、台湾の観光客でにぎわっていました。
12日はタイで、タイゴム協会でのROAD MAP OF RUBBER AND RUBBER INDUSTRYというゴム関係のフォーラムで、天然ゴム、合成ゴムの需給バランスと今後の価格について、講演(英語)をしてきます。
DSC06656e.jpgDSC06647e.jpgDSC06658e.jpgDSC06615e.jpgDSC06663e.jpg20181109_215607e.jpgNagaseKenkouYanagidashachouFaceBookYori.jpgDSC06670e.jpg20181111_140117e.jpgDSC06703e.jpg
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天然ゴム価格低迷、タイでRoadMap of Rubber, rubber industryで講演の準備 [材料相場、需給]

天然ゴムが下がり続けています。ただそろそろ底値という感じもしますが。
米中貿易戦争の結果、中国製トラックバスタイヤは来年1月から米国への輸出はほとんどダメになるであろう。そのためその天然ゴムが不要になる。また中国経済が急にブレーキがかかり、これも天然ゴムの新規成約が減ることになります。ブタジエンも同じ。中国国内でSBR,BRの生産が急に落ちてきました。ブタジエンが余りだし、価格が$1000/MT近くまで下がりました。ナフサ価格価格を考えると今のブタジエンは下がりすぎ。
しかし中国のタイヤが米国に輸入されなくても、その分どこかでタイヤ生産がふえているはず。でもどうして天然ゴム価格が下がる? その理由は、天然ゴムの価格は中国勢のトレーダーの影響が一番大きい。日本のタイヤメーカーの購入数量で天然ゴム価格が変わることはあまりない。ちょっと変ですが。 
今週は東京の墨東ゴム工業会の一行を台湾にお連れして、台湾の機械メーカー見学をします。そのあと台湾からタイに向かい11月12日にタイゴム協会に招待されて、Demand&Supply,Pricing of Rubberというテーマで講演をします。Road Map of rubber and rubber industry という天然ゴム、合成ゴム、ゴム成形メーカー、関係者のWORKSHOPです。日産自動車、タイの天然ゴム関係者、電気自動車のFOMMの方が講演をします。その原稿を今作っています。帰国してすぐに関西ゴム技術研修所での2時間講演「ゴム産業、日本と世界の違い」というテーマです。こちらも原稿が完成しました。
12月20日18時からラジオNIKKEI マーケットトレンドという番組に出演して天然ゴムについてラジオ生放送にでます。生放送なのでちょっと緊張しますが。スマホやPCのradiko.jp ラジコでラジオがなくても聴けます。
先週末は日印協会(日本ーインド協会)の交流会に参加しました。協会の事務局長は元横浜ゴムの技術者インド駐在員で、数年ぶりにお会いしてびっくりでした。



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