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東京ゴム薬品商同業会85周年パーティー、 天然ゴム価格 [材料相場、需給]

先週は日本ゴム協会主催の見学会で、三井化学の市原工場(EPDMを生産)とJFE東日本製鉄所千葉地区(昔の川崎製鉄千葉製鉄所)に行きました。どちらも広い。三井化学工場の中をバスで見学しましたがEPDMの重合塔が見えました。ナフサクラッキングの反応塔もすごい。JFEの製鉄所では広すぎて東京ディズニーランド10個分の広さ。製鉄所の中の移動は車でないと無理。下の図はGOOGLEMAPより拝借。溶鉱炉から溶けた鉄が下の貨車に流れこむところが遠くから見えました。また溶けた鉄を転炉からスラブにする連続鋳造装置を見学しましたが、溶けた鉄の塊は相当遠くから見ても輻射熱で熱い。とにかくスケール違い、ものすごい、感動の一言。
 10月4日は東京ゴム薬品商同業会85周年パーティーに出席。100名近くの関係者が参加で、幹部の方々と歓談しているうちに、あっという間の2時間でした。下の写真のとおり。当社も会員ですが、関係者に感謝感謝。85年前からも、ゴム薬品を販売する商社が東京にあり、今はそのそれぞれの3代目、4代目が会社を経営しているケースが多い。私も3代目か。
どうして加藤産商の加藤達男社長はこのパーティーにわざと出席しなかったのであろう?初めの30分間だけでも参加すべしとの関係者の声が多かった。
天然ゴムがこの1週間価格がさがっている。もう底値だと思う。これ以上価格が下がると生産コストをずっと下回り、インドネシアみたいに、ゴム園のメンテナンスを怠り、その結果ゴム林に病気がはやってしまうことが発生し、今後が心配になる。安ければそのしわ寄せが絶対にある。またSDGsの考え方に反している。このままであるとサステナブルな資源にならない。大手タイヤメーカーも天然ゴムの生産コストを下回った価格は望んでいない。
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日本ゴム工業会での講演2件 [材料相場、需給]

今週は、日本ゴム工業会で資材関係講演と、中小企業委員会での講演の2件をやりました。前者では全国の大手中堅ゴム会社の購買関係幹部の方に来ていただき、2時間話をしました。工業会会員限定の講演会ですので、このブログで主要な点を公開することはできませんが、まとめや、価格動向以外の部分は以下のとおり、ちょっと公開します。また中小企業委員会での講演では、原材料の需給予想、価格予想、人手不足解消のために自動化機器、物流費による値上げ等の話をしました。
その一部は以下のとおり。
7月27日には日本経済新聞のマーケット商品欄には加藤事務所加藤のコメントが載っています。その一部は下のとおり。
ヨーロッパ出張から帰ったばかりですが、来週からインド、シンガポール出張です。8月もインドネシア出張、9月は米国、ブラジル、ヨーロッパ出張が待っています。
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天然ゴム相場 日経ヴァリタスに掲載 台湾ゴム成形プレス [材料相場、需給]

3月だけで3回目の海外出張は台湾出張になりました。写真のとおり日本向けの700トンプレスの完成、試運転の今回の納入先のゴム会社社長さんといっしょに試運転、ゴム製品の試作を行い無事OKになりました。今回は金型も台湾で製作しました。また某日系ゴム練り会社向けに受注しているニーダーの加圧槽の製作現場で製作工程をチェック。さらに某大手日系ゴム会社(相当昔から中国、タイ、インドネシア、ベトナム、インド、米国にゴム工場あり)の会長オーナーご一行様が二―ダーマリナリー社に来ていただき、工場見学と打ち合わせもしました。
3月31日発行の「日経ヴァリタス」紙(日本経済新聞発行)577号には、カラー写真入りで加藤事務所加藤の天然ゴム市況の解説が載りました。中国景気減速と世界商品市況、経済先行きの見通しが不安視されているので、天然ゴム市況も若干下降か という話です。
最後は会社の近くの並木道。30日は桜満開でした。
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天然ゴム市況 日経産業新聞2月20日掲載、テレビ朝日、番組スーパーJチャンネル2月23日出演 [材料相場、需給]

今週はいろいろなところで加藤事務所のコメントがでました。

2月20日の日経産業新聞では以下のとおりに。この取材は2週間ほど前でした。

また2月23日(土曜)の テレビ朝日の土曜午後4時半から6時までの「スーパーJチャンネル  週刊ニュースランキング」でも加藤事務所 加藤の電話出演をしました。以下の通りですが、米国のハイウェーで雪にスリップして大事故があり、どうしてこんなことになったか についてテレビ朝日から取材を受け、電話で解説しました。 米国ではスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)はほとんど使われていません(使用率10%以下)。雪が降っても塩化カルシウムの融雪剤をすぐに撒いて雪を溶かします。溶けるまではのろのろ運転すればいいのですが、実際には結構なスピードで雪の上を夏と同じタイヤ(オールシーズンタイヤ)で走りますので、視界が悪い高速道路で停止すると後の車は止まれず事故になってしまいます。 という話です。 ちょっと加藤の写真が大きく出たのにはびっくりしました。


米国が15日に 中国製トラックバスタイヤのアンチダンピング税を正式に決定しました。メーカーによって違いますが、だいたい40%程度(21から63%)アンチダンピング税を付加します。即日実施です。これにより 米中貿易戦争の解決がたとえあっても 中国製トラックバスタイヤは米国市場には数年は入れないでしょう。 中国の天然ゴムの買いはその分減ります。(すでに減っていますが、なかなか増えないでしょう)

今日は大手証券会社でタイヤのマーケット、タイヤ各社の現状についてミニ講演をしてきました。
原料事情、今年の見通し、各社の事情等についてです。
会議室からの眺めが素晴らしかった。
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ゴム原料の価格は落ち着いて [材料相場、需給]

2019年に入り1か月がすぎたが、天然ゴム、ブタジエン(合成ゴム、SBR,BR、EPDM)の国際相場は落ち着いています。現在は天然ゴムは RSS3 シンガポールUS$1.60/kg,ナフサ国内¥40500/KL(現在相場MOPJから計算)、ブタジエン$1200/MTと12月とあまり変化ない。ざっというと2018年春と同じレベルで、18年後半の原油高によるゴム原材料の高騰はもとに戻ったような状況です。今後はとなると、原油次第ですが、天然ゴムRSS3は国内価格は12-1月は期近受け渡しが例外的に高かったがこれも収束するであろうから、今後はRSS3も¥190/kg東京大口渡しぐらいになるでしょう。天然ゴムの産地では、まだ価格が安いのでもう少しなんとかしてほしいとの圧力があります。ただ中国の天然ゴムの買いが消極的なので、今後の米中貿易戦争に行方と中国の景気浮揚策に注目です。EPDMはDowのアジアでの安値攻勢と サウジアラビア製EPDM品の安い価格が気になります。ゴム会社からみると価格が落ち着いてほしいと思います。

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天然ゴム、インドネシア出張 [材料相場、需給]

12月から天然ゴムの価格が上がっている。1月にはいっていもまだ上がっているが、そろそろピークか? 今まで安すぎたので、天然ゴム農園で農民がこの価格では生活できないと転職し始めたこと、落葉期Wintering期間が間もなく来るので、これから3か月は天然ゴムの供給が減ること、12月までは東京相場にRSS3の裁定玉(12月中にどうしても売らなければならない契約)が残っていたので11-12月はいつもよりRSS3が安すぎたが、これが解消されたこと 等の理由がありますが、今の価格であれば、ゴム農園の農民は生活できるレベルまで戻ってきました。(12月28日の日経新聞の私のコメントが相場があがることに輪をかけたということはないでしょうが)
 13日からインドネシア ジャカルタ地区に出張しています。日系タイヤメーカー、日系ゴム成形会社、ゴム練り会社に、タイヤ材料、ゴム材料、ゴム機械の商談です。ジャカルタ市内はすこしづつLRT電車や高速道路が増えてきました。市内から日系工場があるカワラン、チカンペックまでの高速道路は相変わらず混んでいる。LRTや高速道路の拡張工事がすすんでいる。
日本からBLUEBIRDタクシーハイヤー(GOLDENBIRD)をメールで1日間貸切で予約して1日ユーザー周りです。インドネシアでもCR,シリコーンゴムは不足しています。
市内にはいま急成長中のUBERのバイク版にGRABのバイク(バイクのタクシーで携帯で呼んで乗る)がたくさん走っていました。1年前にはあまり見ませんでしたが、急成長です。街角であちこち、GRABを呼んでいるひとがいました。なるほど、ヘルメットを貸してくれてバイクの後ろに乗ります。一回のってみたいものです。ホテルのテレビでは下町ロケット(DOWNTOWN ROCKET)にインドネシア語字幕でやっていました。
今週は一回東京に帰り、金曜日からインド出張です。
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天然ゴム市況(日本経済新聞コメント)、インド子会社 [材料相場、需給]

今年もあと数日。今年の後半は米中貿易戦争の影響がゴム原材料市況にも大きくでてきた。昨年は中国の環境規制で、今年も中国の市況がそのまま世界のゴム原材料市況を左右してきていた。
12月28日の日本経済新聞(朝刊)のマーケット欄、天然ゴム市況のところに以下のとおり加藤事務所、加藤進一のコメントがでています。27日に日経新聞の取材を受けて、10分ぐらい話をしましたが、それが短く要約するとこの記事になりますが、少々省略された気もします。いろいろな背景があり、結果天然ゴム価格が上昇しています。短期的には下げすぎのリバウンド、ウィンタリング期間が近づいた、長期的にはゴム農民が価格が安すぎて、生活できず、他の産業に流れる、インドネシア、タイ、マレーシアの3か国協議が近々ある。等があります。 日本経済新聞オンラインにも同じ記事があります。
12月17日の石油化学新聞には当社のインド合弁会社に記事がでています。まだ本格決定していない、まだ計画段階の話も含まれていますが、こちらも事業が拡大しています。
1月にはインドネシア出張、その直後にインド出張があり、インドゴムEXPOにも参加、インド子会社経由出展します。
ゴム報知新聞NEXTでは加藤事務所のコラム、ゴム業界常識、非常識の「ゴム業界に展示会EXPOはないのか?」https://gomuhouchi.com/serialization/17770/ の人気記事ランキング3位になり、まずは一安心。この記事は今までのいろいろなゴム関係の展示会に参加した経験を集めて書きました。
来年もよろしくお願いいたします。
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天然ゴム価格低迷、タイでRoadMap of Rubber, rubber industryで講演の準備 [材料相場、需給]

天然ゴムが下がり続けています。ただそろそろ底値という感じもしますが。
米中貿易戦争の結果、中国製トラックバスタイヤは来年1月から米国への輸出はほとんどダメになるであろう。そのためその天然ゴムが不要になる。また中国経済が急にブレーキがかかり、これも天然ゴムの新規成約が減ることになります。ブタジエンも同じ。中国国内でSBR,BRの生産が急に落ちてきました。ブタジエンが余りだし、価格が$1000/MT近くまで下がりました。ナフサ価格価格を考えると今のブタジエンは下がりすぎ。
しかし中国のタイヤが米国に輸入されなくても、その分どこかでタイヤ生産がふえているはず。でもどうして天然ゴム価格が下がる? その理由は、天然ゴムの価格は中国勢のトレーダーの影響が一番大きい。日本のタイヤメーカーの購入数量で天然ゴム価格が変わることはあまりない。ちょっと変ですが。 
今週は東京の墨東ゴム工業会の一行を台湾にお連れして、台湾の機械メーカー見学をします。そのあと台湾からタイに向かい11月12日にタイゴム協会に招待されて、Demand&Supply,Pricing of Rubberというテーマで講演をします。Road Map of rubber and rubber industry という天然ゴム、合成ゴム、ゴム成形メーカー、関係者のWORKSHOPです。日産自動車、タイの天然ゴム関係者、電気自動車のFOMMの方が講演をします。その原稿を今作っています。帰国してすぐに関西ゴム技術研修所での2時間講演「ゴム産業、日本と世界の違い」というテーマです。こちらも原稿が完成しました。
12月20日18時からラジオNIKKEI マーケットトレンドという番組に出演して天然ゴムについてラジオ生放送にでます。生放送なのでちょっと緊張しますが。スマホやPCのradiko.jp ラジコでラジオがなくても聴けます。
先週末は日印協会(日本ーインド協会)の交流会に参加しました。協会の事務局長は元横浜ゴムの技術者インド駐在員で、数年ぶりにお会いしてびっくりでした。



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ブタジエン価格がどんどん下がる、今週も出張で大忙し。 [材料相場、需給]

この数j週間ブタジエン価格がどんどん下がっています。$1700/MTだったものが今や$1000/MT近くまで下がっている。理由は中国のタイヤメーカーがタイヤ生産を減産。米国向けのタイヤ輸出ももうすぐ全滅と思い、今後の生産を減らしている。中国特有の特徴ですが、もっと天然ゴム、ブタジエン(合成ゴム) の価格が下がると思うと、急に購入を控えて、底値に下がるまで待つという姿勢になっています。
ただ今のブタジエン価格はナフサ価格から考えると下がりすぎだともいます
 今週はB,Y,S,T社のタイヤメーカー購買部にお伺いしてフランスのゴム薬品メーカー社長、営業部長を連れて面談、さらにその間で山口の取引先にまで半日で往復。木曜日にはこれ以外にも大阪でゴム関係者と面談と会食、金曜からは和歌山から南海フェリーで徳島入り。取引先のO社に打ち合わせ。下の写真の製品を化学工場の横の工場で生産してました。
その横ではボンカレー工場もありました。ボンカレー工場はまるで石油化学工場みたい。材料倉庫にはジャガイモが。
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日中ゴム産業フォーラムを終えて、米中貿易戦争の行方 [材料相場、需給]

2018年10月18日に東京で第三回日中ゴム産業フォーラムが、加藤事務所とゴム報知新聞の共催で開催されました。中国側から中国ゴム工業協会徐副会長以下15名が来日され、加藤も日本のゴム産業の動向、新技術、開発動向を講演し、また中国側講演とパネルディスカッションの司会をしました。
加藤として注目すべき事柄は、中国のタイヤは、乗用車タイヤは米国輸入時にすでに重いアンチダンピング税がかかっており、今回の25%課税(来年1月から)がほとんど輸出は難しくなり、トラップバスタイヤは今まで米国輸出が好調でありましたが、今回の25%課税で大打撃を受けるであろう。中国のゴム製品輸出の26%、タイヤ輸出の13%、ゴム靴輸出の28%が、米国向け輸出でこの分が大きく影響を受けるとのこと。
すでに中国のタイヤ生産は前年比でいままでは+5から8%年々伸びてきたが、2018年は+3%の伸びに減速するであろうとの話がありました。
今年、中国での合成ゴム輸入には、ブチルゴム、NBRにアンチダンピング税がかかるようになったが、これで国内の合成ゴム会社は赤字が止まり黒字化して喜んでいる。これをみてEDPMも、中国国内EPDM合成ゴムメーカーの中にはアンチダンピング税を申請したいとの考えがあるが、まだ具体化していない。中国ゴム工業協会としては、この輸入合成ゴムのアンチダンピング税課税には反対の立場である。
日本からは日本ゴム工業会松谷専務理事から、日本のゴム産業現状の説明をしてもらいました。
中国側からは 中国のタイヤ生産の現状、中国でのタイヤラベリング制度開始の実態、合成ゴム輸入アンチダンピング課税の影響、その他を説明してもらいました。
詳細については、加藤事務所までお問い合わせを。
発表の一部は下の写真のとおりです。ゴム薬品会社,カーボンブラックの売上ベスト10社のリストも。
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