SSブログ

ヨーロッパゴム機械メーカー巡り [機械]

先週に続き、ヨーロッパノの大手ゴム機械巡りの2週目です。
土日はフランスボルドーでワイン博物館でワインの作り方、試飲をして、さらにフランクフルトではワイン村とライン川下り。昔何回か行ったコースですが、電車を乗り継ぎ、観光船を探して、ワイン畑の上をゴンドラで。7月ですが、気温が20℃以下で結構寒かった。ライン川を海上コンテナーを載せた内航船が運行しており、ちょっとびっくり。
世界一のミキサーメーカーである、ドイツHF MIXING社で2日間打ち合わせ。TCも見せてもらい。社内工場で、ローターの溶接、組立をしている。400L型のミキサー、さすがに大きい。年間100台以上のインターミキサーを世界中に出荷しているが数がすごい。同社の本社があるFreudenbergは小さなきれいな街。白壁と木組みの家が並ぶ。HF MIXING社の後は、ローカル電車でケルンに移動し、ケルンボン空港から格安航空のEUROWINGでミラノに移動。機内のワインとつまみが10ユーロでおいしかった。イタリアのPRODICON社を訪問、世界一のBOMバッチオフマシンの製造会社で、毎月1台以上のBOMを出荷している。同社の社長といろいろと世界中のゴムタイヤ会社の話をして面白い。工場では4台が組立中で、タイヤ大手のM社の技術者が出荷前検査にきていて、昼食をいっしょに、ここでも面白い話がいっぱい。夕方はミラノからまたドイツのミュンヘンに乗り継ぎながら移動。最後はゴム押し出し機のBerstroff社(ミュンヘン)を訪問。日本向けの話をいろいろと。
昼にミュンヘンからフランクフルトに高速電車で3.5時間。そのままフランクフルト空港から日本に向けて夕方出発。
今回はVMI、HFMIXING, BERSTROFF、 RODOLFO COMERIO、COLORSERVICE, PRODICONとヨーロッパを代表するゴム機械メーカーを訪問、打ち合わせ、日本代理店権交渉と充実した10日間でした。また後半は、アポイントが前日に決まるなど、スケジュールがくるくる変わり、そのたびに、飛行機はどの便に乗ればいいのか、どの空港から乗ればいいか、しかもリーズナブルな価格のチケットで、列車はどのルートがいいのか、何時に列車が出発か、移動しながら、インターネットで調べ、ネットで便を予約し、発券し、ホテルを予約し、忙しかったです。日本でいうと、北海道、九州、大阪、東京のユーザーとのアポイントが前日にどんどん決まり、飛行機、新幹線、バス、レンタカーのどれがいいか考えながら移動するというようなものです。楽しかった。

HFmixing2019.jpg20190716_120557e.jpgDSC08497e.jpgDSC08496e.jpg20190714_114935e.jpg20190714_122116e.jpgDSC08528e.jpgDSC08551e.jpgDSC08561e.jpg20190716_175739e.jpg20190716_184551e.jpgSlider_04_bg.jpgProdicon_BachOff_image_1000.jpgLine01_Imgx2-544x319.jpgDSC08588e.jpgDSC08572e.jpg20190718_103920e.jpgDSC08593e.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

ヨーロッパ ゴム機械メーカー訪問 [海外]

今週は某大手ゴム会社の方とヨーロッパ出張中。アシアナ航空のA380機で行きましたが、この機体にKUMHOの名前が付くのもあとわずかか?(KUMHOグループがアシアナ航空を売却予定)。
オランダーではヨーロッパを代表するゴム機械メーカーを訪問。レンタカーを運転して、工場訪問、周りが森、放牧地で、その中に大きなゴム機械工場があります。
その後イタリアのゴム練り会社を訪問、カーボンブラックの受け入れやゴム練りラインを見学、薬品計量装置が面白い。低融点のプラ袋に計量した薬品を一点づついれて、シールをして、それをミキサーに投入します。イタリアではロールメーカーと打合せ、加藤事務所が日本ゴム協会の技術講演で紹介しているSINGLE STEP MIXINGの練りの説明を受ける。このカレンダー、ロールメーカーの会長は、フェラーリの個人的な収集家。自宅にF1レーシングカー2台を含め、フェラーリが10台以上収集している。フェラーリ博物館ではなく、個人の趣味で持っています。最後はフランスMLPC社でゴム加硫促進剤と薬品マスターバッチの工場見学。環境のうるさいフランスの真ん中で、ゴム薬品をシアン、二硫化炭素、塩素、アミンの原材料から製造して、排水は処理して近くの川に流しています。
土日はボルドーとフランクフルトのワイン村、ライン川を満喫。
来週はまだ数日ヨーロッパにいます。先進的なゴム練りライン、その機械の打ち合わせで、日本のゴム機械メーカーと比較して、どうしてもメーカーの考え方の差を感じてしまいます。
DSC08375E.jpgDSC08396E.jpgalt="DSC08393E.jpg" />DSC08416E.jpgDSC08407E.jpgDSC08424E.jpgDSC08435E.jpgDSC08477E.jpgDSC08456E.jpgDSC08459E.jpgDSC08467E.jpgDSC08420E.jpg20190712_221552E.jpgDSC08482E.jpg20190712_115402E.jpg
nice!(1)  コメント(0) 

韓国自動ロール混練装置、 日本ゴム工業会 [ご紹介]

7月23日に日本ゴム工業会にて資材関係の講演と 中小企業委員会での講演を加藤がやります。
その講演内容を今詰めています。 下のような講演を考えてます。
材料動向、需給バランス、今後値動き、物流費UPによるタイヤの値上げ、物流費と材料の値上げ、
SDGs(持続可能な開発目標)とゴム産業、 中国の輸入EPDMアンチダンピング税調査開始、エアーレスタイヤ、その他の講演を予定しています。
先週は韓国のゴム機械メーカーSIMAPC社の幹部が来られて、日本の取引先工場で打ち合わせ。興味を持ったのは、ゴムロールで、無人でゴムを練る自動化ロールです。 ゴムがロール上に落ちてきて、それをロールに巻きるける工程、 ロール上で切替し、ブレンドする工程、ロールからリボンシートで切り出す工程が全部自動でできます。 ビデオをみると面白い。実際韓国のタイヤメーカー、工業用ゴム部品メーカーで採用され、中国向けの輸出もあり。中国で一人っ子政策で、若い人がゴムロールをやる人がいない。そのため、自動化ロールが採用されるという話を聞きました。
あすからオランダ、イタリア、フランス、ドイツに出張です。ゴム練り機械大手会社を全部回ってきます。
Nihongomukougyoukai7-23-2019plan.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

中国 EPDM輸入アンチダンピング税調査始まる 、日経新聞天然ゴム記事 [海外]

先週 中国商務部は、EPDMの輸入アンチダンピング税調査を始めると発表しました。対象は、韓国製、米国製、EU製のEPDMで、日本製EPDMは対象になっていません。PETROCHINA傘下の吉林石化のEPDMと SINOPECのEPDM(三井化学合弁)の申請により 調査が始まったと言います。
昨年はNBRのアンチダンピング税が決定して、韓国製、日本製NBRの大幅なアンチダンピング税がかかりました。
KUMHO,SK, LOTTE, DOW, EXXONMOBIL、VERSALISが 相当安く中国市場にでまわっているということでしょうか? いや NBRのケースと同じように、 中国EPDMメーカーが採算UP、稼働率UPのために、わざと輸入アンチダンピング税をかけるように政府に圧力をかけ、さらに、米中貿易戦争の中、米国製EPDMの輸入を阻止するために、この時期調査を始めたということでしょうか? 後者のような気がしますが。 NRBのケースでは調査を始めてから、10ヵ月ぐらいで決定しました。
 中国の日系ゴム会社は日本製EPDMを使用しているケースが多いと思いますが、JSR系列のKUMHO製EPDMがどうなるか気になります。
 6月21日の日本経済新聞朝刊の天然ゴム市況で加藤事務所のコメントが出ました。以下のとおり。
天然ゴム RSS3は価格がピークを迎え、今後は下がる可能性がでてきています。TSR20の価格が需給バランスを反映している気がしますが。
6月29日は前日本ゴム協会長の東工大高田十志和教授の退職記念パーティーに出席、元日本ゴム協会長の住友ゴム工業中瀬古前常務の乾杯でスタート、現日本ゴム協会長の京大竹中先生もご出席。私も関東支部幹事ですが、関東支部幹事の皆さんもいらっしゃいました。
ChinaEPDMantidumpingstudy6-19-2019.jpg
nikkei2019-6-21.jpgTakadaProfessor6-29-2019.jpg
 
nice!(0)  コメント(1) 

中国CHINAPLAS2019、台湾出張、日経記事 [海外]

今週はまた台湾に1.5日間出張、その後は日本ゴム協会の幹事として、支部会議、エラストマー討論会準備会に参加、トピックテーマについて、講演候補者の提案をしました。今回は12月9-10日に東京都大田区の会場で討論会を開催します。大田区と言えば中堅中小企業のメッカ。そこで、中堅中小ゴム会社についてのトピックテーマを探しています。中堅中小ゴム会社の生き残る道、人手不足に対応する自動化装置とか?
 5月下旬に当社社員が中国広州で開催されたCHINAPLUS(プラスティック、ゴム展示会)に参加してきました。アジアではこの種の最大の展示会です。出展社が3300社、会場は25万M2、参加者は18万人といわれています。とても1日間では見きれません。ほとんどがプラスティック関係ですが、ゴム関係も10%ぐらいありました。中国の景気が心配されていますが、展示会は相変わらず盛会でした。
6月13日の日本経済新聞朝刊、マーケット欄に天然ゴム価格上昇の記事があり、加藤事務所加藤のコメントも載っています。その一部は以下のとおり。
RSS3の価格が上がっており、原料ラテックス不足か?しかしタイや向けの需給バランスをよく表すTSR20の価格はそれほど上がっていない。これで天然ゴム農園は価格上昇でちょっとほっとしているのでは。

nikkkei6-13-2019NR.jpgDSC_1989.jpgDSC_1997.jpgDSC_1975.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

台湾 ニーダー練り機 試運転 [機械]

今週は3週連続海外出張の2週目です。3日間だけ台湾のニーダーマリナリー社に日本の某大手ゴム会社の方といっしょに完成した150Lニーダーの試運転をしてきました。いろいろ出荷前の修正点はありましたが、無事試運転、試験練りは終了。7月に船積みします。その晩は台南の海鮮蒸し料理を楽しみました。
当社とニーダーマシナリー社は共同で、タイのGOLDEN CROWN MACHINERY社(台湾系の会社で、英語、タイ語、日本語可能、タイの大手ゴム機械メーカー、ユンフォン社出身、メンテナンス工場あり)と提携して、タイに納入したゴム機械のアフターサービスを行いことにしました。タイでのゴム機械の営業、メンテナンスを行い、安心して、ニーダーマリナリー社のゴム機械をご使用できるようにします。 これで、ニーダーマリナリー社のゴム機械は、日系向けでは中国、タイ、ベトナム、(インドネシア、北米)でメンテナンスができるようになります。
 天然ゴムの値動きがちょっとおかしい。需給バランスを考えると、価格が上がる可能性が低いが今週は価格上昇。ブタジエン価格が底値から上昇の影響もあるが、中国での天然ゴム輸入検査の厳格化も影響か?
 来週もまた海外出張です。
20190603_095158e.jpg20190604_205107e.jpg
nice!(1)  コメント(0) 

ベトナム滞在26時間、EUのタイヤ、ゴム機械中古機販売 [海外]

今週はベトナム天然ゴム合弁会社で株主総会と経営会議、午後成田から出発して、ベトナム航空のA350機(日本では導入はまだ先の最新機)に乗って、夜到着、翌日8時から会議、そしてその晩のベトナム発の夜行便で朝成田着でした。深夜便は寝ていると首が痛くなる。睡眠2時間だけ。
合弁会社のベトナム人スタッフに友人から誕生お祝いの花が会社に届けられ、下の写真のとおり。花を送るのはよくやるそうです。
30日にはイスラエルのPELMAR ENGINEERING社 オーナー社長と会合。この会社はタイヤ、ゴム会社からゴムタイヤ機械を買い取り、オーバーホールして、またタイヤ、ゴム会社に販売する会社で、工場はドイツとイスラエルにあります。 世界中のタイヤ会社と売買の取引があり話をきいていると面白い。世界的なタイヤ工場向けの機械オーバーホール会社です。バンバリー型ミキサーの6枚羽根ローターまで自社で作ってしまうという。当社が今度、この会社の代理店になります。これでゴムタイヤ機械の中古機販売が日本、アジア、EU,向けの日系工場向けにできます。
 ブタジエンが少々上がってきて $1000/MTを突破しました。そのせいか天然ゴムの値上がりに。 ベトナムでも今の相場価格ですと、天然ゴム会社はまだちょっとつらいそうだ。
明日から台湾出張。3日間だけでトンボ帰り、そして来週はまた台湾に。よって三週間連続海外出張だ。
20190527_194437E.jpg

20190528_074939E.jpg20190528_131104E.jpg
Pelmar rebuildrubbermachine1.jpgPelmar rebuildrubbermachine2.jpgPelmar rebuildrubbermachine3.jpg
nice!(1)  コメント(0) 

日本ゴム協会年次大会研究発表、早川ゴム創立100周年パーティー [ご紹介]

今週後半は日本ゴム協会年次大会(京都)で研究発表2件やりました。以下のとおり、ゴム原材料のスクラップ利用 と 米国PreferredCompounding 社のご紹介です。
以下のとおりですが。日本のゴムタイヤ工場から廃材として出されるゴムコンパウンド(未加硫、半加硫、やけ品、合成ゴム)を産廃として捨てるのではなく、なんとか利用できないかという提案です。
24日は福山の早川ゴム創立100周年記念祝賀会にお呼ばれいただき参加させていただきました。100周年おめでとうございます。250名近くのパーティーで広島中国地方の産業界、また日本のゴム産業界を代表するお歴々の方々が招待されていました。
ブタジエン価格はまだ$1000/MT以下ですが、ちょっと底から脱したか? 天然ゴムはなぜか高値のまま。中国国内の価格に引っ張られというか。中国の新車生産は前年同月割れ。今後もこれがつづくかも?
来週と再来週はまた数日づつ海外へ。
 Nihongomukyoukaihappyou5-23-2019-0.jpgNihongomukyoukaihappyou5-23-2019-1.jpgNihongomukyoukaihappyou5-23-2019-3.jpgNihongomukyoukaihappyou5-23-2019-4.jpgNihongomukyoukaihappyou5-23-2019-6.jpgNihongomukyoukaihappyou5-23-2019-2.jpg
20190524_102654E.jpg20190523_180522e.jpg20190524_201757E.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

大型プレス納入 [機械]

先週はほぼ一週間東北地方のゴム工場で700トンゴム成形プレスを組立据付、試運転に立合っていました。台湾製のプレスです。無事、試運転、成型品の製作もでき安心しました。台湾人の帰国の日には、近くに山にロープウェーでいってリフレッシュです。台湾では雪を見る機会がないので喜んでもらえました。 この1週間の間に1日だけ東京の戻り、何件か打ち合わせ、インドからの来日した関係者とも合弁会社の運営で打ち合わせ。
 来週は後半は京都で、日本ゴム協会年次大会研究発表会に参加、代議員でもあるので総会に出席、また「ゴム原材料スクラップの最適利用」というテーマで発表もします。
 そのあとはベトナム出張が待っています。
DSC08107e.jpgDSC08146ee.jpgDSC08217e.jpgDSC08224e.jpg
nice!(1)  コメント(0) 

韓国のゴム機械メーカーSIMPAC [機械]

連休の途中で、韓国のゴム機械メーカーSIMPAC社を訪問。同社はバンバリー型/インターメッシュ型ミキサー、カレンダー、ロール、押し出し機、その他タイヤやゴム会社が使うゴム機械をほとんど生産している。韓国のタイヤメーカーご用達の会社です。
 自動化機械も面白い機械をつくっていて,ロールマンが不要になる ゴムロールで、ゴムの巻き付け、ゴムの切り返しが自動にできる機械が実際置いてあり、これは面白いと思いました。中国向けにも売れているそうで、中国では一人っ子政策で汚い、3Kのゴム工場で働いてくれる若者がどんどんいなくなり、ロールは自動化しないと生産で続けられないという。中国の話ですよ。
フリータイムはミョンドンや南大門あたり、鉄道博物館をうろうろしてました。
今週は毎日あちこちに出張。この一週間はどこにいたかというと、東京、兵庫、大阪、四日市、バンコック、ホーチミン、そして今晩は福島にいます。ほとんど会社にいかなったことになります。
ベトナム子会社の株主総会、取締役会のために出張していましたがベトナムにいた時間は14時間ぐらいで、ゼロ泊3日の弾丸ツアーでした。バンコック空港で夜をあかすのはちょっときつい。
 DSC08029e.jpgSIMPACm31_tab3_img1.jpgSIMPACm31_tab2_img1.jpgSIMPACm31_tab6_img1.jpgSIMPACm33_tab2_img1.jpgDSC08082e.jpgDSC08056e.jpgDSC08079E.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。