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ハンドキャリーでメキシコ緊急往復 [ご紹介]

ブタジエンはまだ中国で上がりつつある。SPOT玉が足りないということであるがUS$1300/MT以上でもSBR、BRメーカーがまだ買っている。ということは、中国タイヤメーカーが生産が好調であること。といっても現在中国のSBR工場の稼働率は、平均でSBRで68%、BRで55%ほど。
8月29日当社が代理店をしているメキシコのゴム練り会社でゴム材料が足りなくなり、現地で材料の供給が苦労していることが判明、深夜、急きょ、加藤がメキシコにゴム材料を持って運ぶことを決めて、30日の便で米国経由、メキシコのゴム練り会社プリファードコンパウンディングメキシコに人間宅急便をすることになりました。こうしないと日産とスバルの生産ラインが止まってしまうかもしれない事態になり、決断しました。もろちんFEDEXとかDHL便もありますがかなりのゴム薬品は有害物質、海洋汚染物質に指定されているので、メキシコには FEDEX、DHL便では運べない。30日夜メキシコ空港に到着時、税関でこのものはなにかといろいろ聞かれて冷や汗。必死で説明して、なんとかOK. そのままゴム練り工場まで車を飛ばして、なんとか納入、1時間後にはB練り完成、試験を経て夜中の3時にチャータートラックで、日系ユーザーに向けて、コンパウンドを出荷、次の朝、日系ゴム会社で成型が始まり、ほっとした。 次の日はゴム練り工場で、今後の方策について打ち合わせ。米国経由陸路でメキシコにというルートをつかうことに。
 ほぼ1日間メキシコにいって、東京にトンボ帰り。9月2日日本着。
そして、9月6日からは、今後はベトナム、インド、ドバイ、ブラジル、米国、メキシコという世界一周出張が始まります。 これでこの3週間で、世界をほぼ2周することに。これは疲れる。
プリファードコンパウンディング社は北米第二の規模のゴム練り会社で、メキシコ工場でも、270Lのミキサーが3ライン、さらに、フッ素ゴム、HNBR、色練り専用の75Lニーダーラインもあり、またギアポンプのストレーナーもある。カンバン式材料を管理。黒練りラインはすぐに満杯になるであろう。
 メキシコの工場長を話して、驚いたのは、米国トランプ大統領就任後も、メキシコのゴム練りは毎月増え続けている。メキシコのゴム会社(ほとんどは外資系)は、トランプの発言で、メキシコでの増設を一時中断しているとおもっていたが、実際には、欧州系、日系、韓国系とも増産、増設を続けているという実態がありました。トランプ大統領はそのうち辞めるということか?
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