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中国 日本製NBRに18~30%のアンチダンピング税仮決定 [材料相場、需給]

2018年7月16日 中国政府商務省は、日本製NBRの輸入に関し 日本ゼオンのNBRに30%、 JSRのNBRに18.1%、その他の日本製NBR?に56.4%のアンチダンピング税を仮決定し、即日適用し、16日以降の輸入には、このアンチダンピング税相当分を預託金として徴収する と発表。同じく韓国KUMPO製NBRには12%、LG製NBRには15%その他韓国製NBR?には37.3%課税される。
詳細は http://images.mofcom.gov.cn/trb/201807/20180716085952309.pdf (中国語)に掲示されている。
中身をざっとみると、2015年以降中国国内のNBRの国産NBRの販売価格が下がり、一方輸入量が増えた。これが理由。すでにゼオン、JSRとも反論を中国政府に提出したが、反論は無視?されたようだ。中国国内の価格下落は、中国国内でNBRメーカー増設が増え、競争が激しくなったからで、一方輸入品の増加は、日系ユーザーと中国内外資系、有力ゴム部品メーカーのNBR使用量がたまたま増えただけで、とてもアンチダンピングの対象にはならない。日本国内より安くNBRを中国に輸出しているとは思えないとの私見であるが、先の米国製ブロモブチルゴムに66%のアンチダンピング税を仮決定した中国政府なので、今回の訴えたPETROCHINA社の意見を採用したということか? 今の中国政府は貿易戦争であれば、なんでもする。つまり中国製NBRを使用しないといけない という警告にも見える。
ChinaNBRantidumpingduty1.jpeg

ChinaNBRantidumpingduty2.jpeg
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