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ロシア向け機械を台湾から出荷 [機械]

連続4週間毎週海外出張も3週目が終わりました。台湾に3日間、日本に戻り2日間でした。台湾ではロシアの日系ゴム工場向けにテストロールの出荷検査で、朝9時に始まり、検査が完了したのが午前1時と長い長い1日でした。ロシアの輸入税関は恐ろしく厳しく(とにかくクレームをつけて何かを期待している?)、そのためクレームをつけられないようにと重量を部品一個まで測定し書類に記載します。ドライバー1本0.4KG,スパナ―0.8kg等、詳しく測定していきます。またロシアの地で機械が輸送時、保管時にダメージを受けないように特殊なシート(防さび剤が揮発して機械を守るシート)やアルミ不織布のバリアーシートで機械を包み、真空引きして出荷します。まるで、人工衛星を出荷しているみたい。でもこの台湾の機械メーカーでも年に数回この様な特殊梱包をして機械を出荷することがあるそうです。その後日本に戻り、鬼怒川ゴム工業様の75周年記念講演、パーティに出席し、またゴムエラストマー分野の世界的なコンサルタント(世界の合成ゴムプラントのUPGRADEのお手伝い)であるETIC INC社 http://www.elastec-intel.jp/ の10周年パーティにお呼ばれして祝辞を述べ、あっという間に1週間が終わりました。あすからまた台湾に5日間行きます。
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ロシア向け機械 [機械]

先週は3日間台湾に、ロシアの某日系タイヤ工場向けのテストロール完成で試運転に行ってきました。
下の写真のとおりです。ロシア独自の規格、電気規格があり、それに合わせて台湾でロールを製作しましたが、いろいろと今までと勝手が違う部分があり苦労しました。ロシア語のスイッチ銘板を作りますが、この文字であっているのかちょっと不安です。
ロールはEU圏内むけには安全基準が異なります。例えば、非常停止をかけると、2本ロールの間が自動的に開くとか、自動的に逆転して人を救出するとか日本、アジアの安全基準と異なります。
今中国でゴム加硫缶を製作して、それを北米の日系ゴム会社に納入することで話を詰めています。米国圧力規格認定品を中国で作らせるのです。これも初仕事です。
あすからベトナム出張です。2日にはVRGJAPAN天然ゴム会社の設立記念パーティです。ベトナム政府の要人(副大臣)も数名ご出席とのこと。ベトナムの主要マスコミの取材に来ます。全部で150名ぐらいの方に来ていただきます。VRGJAPANの社長としてホスト役をがんばります。そのまた再来週もタイに出張か?
あと今週は化学経済3月号 世界の合成ゴム市場 の原稿を完成させて、あと某ゴム添加剤メーカー向けに世界のEPDM市場、TPV市場の動向について調査報告書作成と 時間がありません。

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台湾ゴム試験機 [機械]

今週は台湾に2回出張し、ゴム試験機の立会テストに参加してきました。
下の写真はオゾン試験機です。オゾンを発生させ、ゴムサンプルをオゾン劣化されてゴムの耐久性を検査します。タッチパネルで温度、オゾン濃度が記録されます。オゾンは危険な物質なので試験中にドアが開かないように特殊仕様にしてあります。
またゴムを薄すスライスする機械も製作して、これもカット試験をしてきました。
その他ニーダー、ロール、成形プレスメーカーとの打ち合わせをしてきました。写真は10インチロールで
もうすぐ完成します。
来年もよろしくお願いいたします。
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欧州のタイヤゴム機械のついて講演(日本ゴム協会) [機械]

11月13日に日本ゴム協会ゴム技術講習会で欧州のゴム関連設備事情について講演をしました。
欧州のタイヤ工場は英国、フランス、ドイツからポーランド、ハンガリー、スロバキア、トルコにその中心地が移動しています。 またゴム機械メーカーもNo1,2はドイツのHF MIXING(Warner,Farrel,Pomini,Shawが合体した会社、これらの会社名がわかるひとは相当ゴム練り機械に詳しく、かつベテランの人でしょう)、オランダのVMIですが、ロールはイタリアやチェコでも生産されている。 ロールの安全基準が日本と全然異なる。ギアポンプ押し出し機が使われている。西欧で特徴のある生産とは。OnePass練り、OneStep練り等
欧州のゴムタイヤ機械の特色を解説しました。 その一部は以下のとおり。
 ベトナムに天然ゴム輸出販売合弁会社を設立しました。在日ベトナム大使館筋からの依頼で当社も出資し、ベトナムの天然ゴムが自動車部品の原材料として農産物ではなく、工業製品原料として、タイヤ用途に相当量が売れるように努力していきたいと考えています。詳細は11月26日の記者会見にて発表します。そんなわけで今年は夏から2週間おきにベトナムに出張しています。12月中にあと3回以上海外出張をしなければならないのですが、体が持つか?
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インドL&T社タイヤ加硫機 [機械]

当社はインドLarsen&Toubro社のタイヤ加硫機の代理店をしています。同社はインド最大の重工業エンジニアリング会社で空港、モノレール、ITからタイヤ機械まで生産する売上年1.4兆円の会社です。神戸製鋼所と同社の合弁会社はミキサー(いわゆるバンバリー型)をインドで生産してKOBELCOブランドで販売されています。タイヤ加硫機は、すでに日本のタイヤ会社が海外工場で同社のタイヤ加硫機を数十台採用していただいております。
今週、某日本のタイヤ会社海外工場より10台以上のタイヤ加硫機のご注文をいただきました。ありがとうございました。これから2.5年かけて納入していきます。約5億円の取引です。
インドもタイヤ、ゴム機械関係はなかなかしっかりしており、特にIT、制御系は進んでいます。英語で仕事ができるのも助かります。価格は日本品、欧米品に比べると安い。中国品には負けますが。ということでこの加硫機の拡販に頑張ります。今週は世界のゴム機械メーカートップ20社の売上リストが入手でき、興味ある資料でした。中国のゴム機械会社が勢力を増やしています。
加藤はあすから一週間はメキシコで日系ゴム会社および現地のゴム練り会社で練りの立会です。
下の写真はL&T社のタイヤ加硫機です。
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合成ゴム工場試験室向け機器、日経産業新聞記事 [機械]

先週は3日間台湾で、日系合成ゴム工場の試験室に納入するベールカッター、3Lニーダー、100トンプレス(引張試験用シート、圧縮永久ひずみ測定用ゴムサンプル)の完成検査でユーザーさんといっしょにテストしていました。下の写真のとおりですが、ニーダー、プレスとも自動プログラムで動きます。(もちろんタッチパネルの表示は、中国語、日本語、英語の3か国語表示です)。なかなか完成度の高い機械に仕上がっていました。
 今週はあと1週間で終わりですが、週中に某大手自動車部品メーカー向けの、海外のローカルゴム成形メーカーの調査報告書を提出するため、土日に報告書作成の追い込みをしています。
来週は会社は休みですが、海外は通常1月1日だけが休みで、当社も3国間取引もあるため、メールは毎日チェックして、自宅から取引、船積、成約が中断しないよう、ユーザーに迷惑をかからないように、業務継続です。
 12月17日付日経産業新聞、商品面の天然ゴムの記事で当社のコメントがまた紹介されていました。天然ゴムの価格についてのコメントは気を使います。もしこの価格動向がわかるなら、当社も相場でもうけることができるかもしれませんが、新聞に当社のコメントがでるということは、コンプライアンス上当社および当社の従業員は天然ゴムの相場を張ってはいけないということを意味します。自分で相場を動かしてはいけませんので。
今週はクリスマス。Nikkeisanngyou12-17-2013.jpgDSC02149(1)X.jpgDSC02142(1)X.jpgDSC02247(1)X.jpgDSC02250(1)X.jpgP1070955X.jpgP1070963X.jpg

米国加硫缶メーカー WSF社その2 [機械]

先週米国WSF社に製造依頼してあったゴム用加硫缶が完成しましたので、出荷前検査に日系ユーザーさんといっしょに米国Buffalo市にいってきました。下の写真のとおり、ゴムホース用加硫缶です。写真にあるとおり自動運転ができるようにプログラムを組んでいます。これからメキシコまで7日間かけてチャーターしたトラックで運びます。米国の機械は図面自体が精密で、図面ですべてを決定します。台湾の機械は図面はある程度簡単で後は現物に合わせて加工し、修正していくのと大違いです。ですから米国製機械はあとから修正するとかなり費用がかかります。たぶん設計部と製造部(または外注先)の仕事の区分がはっきりしているからでしょう。また立合費用が高額で、1日間メキシコでの立ち合いで往復費用をいれてざっと70万円です。
仕事にあとは、近くにナイアガラ滝、滝壺まで下り真近に見ましたが怖いぐらいの迫力です。それから立ち寄り先のCHICAGOでは、科学産業博物館のドイツのUボート潜水艦(米軍が捕獲した本物の潜水艦)と地上94階のビル展望台を見学しました。写真のとおりです。
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米国加硫缶メーカー WSF社 [機械]

先週は米国の加硫缶メーカーWSF社に訪問し、某日系大手ゴム会社メキシコ工場向けの加硫缶の仕様の打ち合わせをしてきました。加硫缶は圧力容器で各国の規制があります。日本でも安全基準に合致する認定を受けた加硫缶でないと運転できません。北米にはASME Codeという圧力機器規格があり、メキシコ向けもこの規格に合致した認定を受けた会社で加硫缶を製造し、出荷前に検査官による加硫缶のチェックを受け認定書が発行されて、それで現地で使うことが出来ます。今回加藤がこの会社を訪問するのは、13年ぶりで、前回は確か日系T社向けの加硫缶販売の件でした。
このWSF社はBuffalo市にあり、ナイヤガラ滝の町です。というわけで、夕方仕事が終わってからはレンタカーでカナダに入国し、滝の見物です。かつて米国オハイオ州アクロン市に駐在していましたので、ナイアガラの滝は何回も日本のお客様をご案内しました。
その後NewYorkに移動し、ちょっと市内見学、下の写真のとおり、貿易センター跡地のGrandZeroにも、立派なビルが建設中です。MetroPolitan美術館は屋上からマンハッタンの眺めが最高で、この屋上でのビールは美味しかった。
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今年5回目の台湾出張へ [機械]

この5日間は台湾で、某大手ゴム会社中国工場向けに、プレス、ニーダー、SPM、 ゴムシートスライス機、カッター機の打ち合わせ、出荷前試運転で行ってきました。 エンドユーザーさんといっしょに機械のテストです。一般的に言えることは、台湾の機械メーカーは日本のユーザーが機械に求めている安全基準、設計回路、安全施策をあまり理解していません。当社がその間に入って、いろいろ事前調整し、理解できるように説明し、それから台湾メーカーに機械をつくってもらいます。また台湾のよい機械メーカーは、こちらに指示を理解し、協力して、出荷前に手直しをしてくれます。その手直しがすばやい。日本の感覚では10日間かかる改造を3日間でやってくれます。 というわけで今回も出荷前手直し箇所が機械4台で、50箇所ぐらいあります。追加費用がざっと100万円ぐらいか? まあこんなものです。
写真はニーダーマリナリー社の75Lニーダーとスキップコンベアー、 添聖機械の シート自動スライサーと自動カッター(安全カバーは外して試運転中)です。2mm厚のゴムスポンジをスライサーがすぱすぱ薄く切って行きます。
今週は、日経新聞記者の取材とシンガポール出張(シンガポール滞在時間は20時間ぐらいか?)。
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台湾ゴム試験機、粉砕機他 [機械]

今週は2週間続きの台湾出張で日本のユーザー様と台湾のゴム試験機大手2社に行き、発注してあった老化試験用オーブンと レオメーター、引張り試験機を船積み前のテストをしてきました。以下の写真のとおりですが、その内1社は日本に定期的に試験機器の較正作業にやってきますし、日本の大手タイヤメーカーでもゴム試験機が稼動しています。年200台ぐらいレオメーター、引張り試験機、ムーニー粘度計を生産しています。この数年で某タイヤメーカーからレオメーター100台の注文を受けたという話を聞くと、すごいと思います。もう一社はレオメーター、引張り、ムーニー粘度計、オゾン老化装置、オーブン、ゴム磨耗試験機等、デマッチャ屈曲試験機等ゴムの試験機であれば、なんでも生産しています。これらの2社も元は1社でそれが製造部長と営業部長が中心になって2社に分かれたというこれまたゴムの世界ではよくある話です。
また粉砕機メーカーにも行きました。台湾のホソカワミクロンと呼ばれている会社です。この会社には3度目の訪問です。写真のとおりの粉砕機ですが6月に東京の展示会でデモ機をもって出展するそうです。
最後はこの土日は某大手ユーザーの工場で75ニーダーの設置工事立会いで作業服、安全靴、ヘルメットという3点セットで身を固め設置作業を指示していました。 写真のとおり安全柵が製作し、柵を開けるとニーダーは停止する安全仕様です。
今週2013年5月29-31日は京都国際会議場で高分子学会総会での展示会に当社が出展し、台湾製試験機(テストロール、テストプレス、加硫試験機、オーブン、引張り試験機等)の紹介をしてきます。 展示会は入場無料です。その次の週はまた北京出張。1ヶ月半で5回海外出張、2回国内出張でややバテ気味ですが、6月はインドとタイに行きます。
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