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米中貿易戦争の結果日本のタイヤ生産が増える? [材料相場、需給]

ここにきてタイヤゴム原材料の値上げはあちこちからでています。原油高、ナフサ高、クロロプレンゴム不足、シリコンゴム不足なので仕方がないことなのですが、将来原油がさがったときにはしっかり値引交渉しましょう。
米中の貿易戦争で 中国製タイヤが実質米国への輸入が大幅に減り、その結果中国のタイヤ会社の減産が広がっています。その結果、天然ゴムが売れず、中国上海、青島での輸入在庫量が増え続けている。売れないのです。よって価格が下がったままです。またブタジエン価格もナフサ価格が上がっていますが、かえって$1700/MTから$1300/MTと下がってきています。これも中国のタイヤメーカーのSBR,BRの買い控えのせいです。
さらに日系タイヤメーカーでも中国で生産して米国に輸出していたタイヤが米国で輸入関税が10%、1月からは25%となるので、急遽生産場所を中国から日本、タイ、ベトナムに変更しています。これで日本のタイヤ生産が10月以降は10%近くUPするという情報もあります。日本のタイヤ生産はこの数年0%成長か+1%ぐらいでした。これが数%増加になる可能性があります。すると日本製のタイヤ用ゴム原材料の需要も伸びるか? 
先週は神戸、福山と毎日出張が続きました。往復飛行機で日帰り。今週は日中ゴム産業フォーラムで講演と司会をします。韓国のNBRメーカー関係の打ち合わせもあります。
下の写真は中国タイヤEXPO2018の様子と 神戸空港での写真です。さすが関西ですね。

CHINATIREEXPO1.jpg
CHINATIREEXPO2.jpgCHINATIREEXPO4.jpg20181010_124445.jpg20181010_124720.jpg
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