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TireTechnologyEXPO2018タイヤ技術会議/展示会参加 [海外]

フランスでMLPC社でゴム加硫促進剤の打ち合わせをしたあと、アムステルダム経由ドイツハノーバーに移動、2月20-22日開催のTireTechnologyConference&EXPOに参加、6000名のタイヤ関係者が集まり、290社が出展している。日本からもタイヤメーカー技術者、購買関係者が60名ぐらい参加。日本ゴム協会の幹部、幹事もちらほら。写真のとおりですが、タイヤ会議ではテーマ別にいろいろな発表があります。発表は英語です。材料、試験、等ですが、日本ではあまりないのが、タイヤ産業の未来です。これは面白かった。自動運転でタイヤがどう変わるか? EV化でタイヤはどう変わるか?10年後のタイヤはどうなるか? なかなか日本では聞けない話です。
また展示会では日本からも10社が出展。タイヤ機械メーカーが多いようです。昨年よりも出展社数が増えている。景気よしか?ナノカーボンもあり。S-SBRの関してのポーランド、ロシア(2社)が結構開発がすすんでいて驚き。旭化成は第6世代の開発を示唆。
というわけであっという間でした。当社が代理店をしているRodolfoComerio(カレンダー、ロール)、Larsen&Toubro(加硫機)のブースで日本のタイヤ会社の方と打ち合わせ。あとはおもしろそうなタイヤ材料はないかとあちこちのブースをうろうろ。
という一週間でした。ドイツ、ロシアはまだまだ寒い。
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シンガポール出張 T4ターミナル [海外]

2017年11月1日は日本ゴム協会関西支部での総合紹介講演会で米国メキシコのゴム練りPreferred Compoundingについての発表をして、そこの展示会でブースにいましたが、夕方関空からそのまま香港経由夜行便でシンガポールへ。2日はシンガポールで天然ゴムの日系タイヤメーカーのユーザー2社と打ち合わせ。今回シンガポール空港の第4ターミナルを使いました。2日前にオープンしたターミナルで世界一新しい空港ターミナルです。まだ日本人ビジネスマンはほとんど使ったことがないのでは?
最新鋭の設備です。チェックインは日本の羽田ANAのカウンターみたいに荷物預けが自動機械です。そこでパスポートをスキャンして、顔を撮影します。これで入国時のパスポート情報と確認しています。出国カウンターも自動です。審査官がいません。パスポートと指紋もスキャンして、入国時のパスポートと指紋と照合してOKであればドアが開きます。日本でも自動化入国出国審査はありますが、外国人の出国ではやっていません。さらに荷物の保安検査も最新鋭。大きなトレーにいれてX線スキャンし、怪しい荷物は別レーンで出てきます。乗る時の搭乗ゲートも自動化されています。自動出国カウンターを通った人は、自動搭乗ゲートが使用でき、日本の国内線の搭乗ゲートのように、搭乗券のバーコードをスキャンします。さらに顔を撮影し、瞬時に入国時のパスポートの写真と一致しているか本人確認を顔認証しています。約1秒で顔認証OKがでて扉が開きます。確かに今まで航空会社の人が荷物預入れ、搭乗時にパスポートの写真、名前をみて、一人つづチェックしていました。これは自動顔認証で自動化できる。日本も早くこうなってほしいです。
 数日前に日本を代表する企業の方と会食していて、その人は本人に全く非がないのに、一ヵ月前にフランス入国時に3時間審査された後、結果入国拒否され、成田にJAL機で強制送還され(それもビジネスクラスで)、パスポートを取り上げられ、最後に機内から降ろされた貴重な話を本人から聞きました。その方は大変でしたが、貴重な(面白い)話でした。誰でも可能性がある話です。
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世界一周出張 米国ーメキシコー日本 [海外]

ヒューストンでNASAを訪問し、内部を見学、ロケット移動車のタイヤはBFGOODRICH製、スペースシャトルを運ぶB747ジャンボ機のタイヤはGOODYEAR製、国益だから米国産のタイヤです。
レンタカーにナビを積んでヒューストンのあちこちを行きました。その後メキシコのIrapuato市へ、この周りには日系ゴム会社がたくさんあります。エラストミックスメキシコも表敬訪問して、あとはユーザー訪問。最終日の早朝に写真の小型機に乗って、ロサンゼルス経由ANA機で2週間ぶりに日本へ。この早朝のメキシコLeon空港を飛び去った後数時間後にメキシコで地震が発生。間一髪セーフ。 今回は日本ーホーチキンーシンガポールームンバイーボルボダーラ(グジャラート州)ームンバイ―ドバイーイスタンブールーサンパウローヒューストンーレオンーロサンゼルス-成田 とよく飛行機に乗りました。マイルも相当貯まったか。今回はスターアライアンスでの世界一周チケットを購入した。ビジネスクラスで一周で約80万円、1区間約8万円と考えればリーズナブルだ。イスタンブールのトルコ航空のラウンジが素晴らしい。いままで一番だと思う。広いし、食事が美味しい。カーサーキットゲームやゴルフのインドア打ち放しまである。下の写真のとおり。日本発、着以外の便には、日本人がまず乗っていなかった。その中で一番日本人が乗っていたのが、インド国内便(ムンバイーボルボダーラ間)だったのが意外だ。そういえばインド(グジャラート州)も米国も私が行った5日後に安倍首相が来ている。
 ベトナム、インド、メキシコでの景気の良さ、経済の勢い、新しい仕事がどんどん増えていく実感を感じ、日本の中にいるだけではだめだと再認識しました。
 ブタジエン価格がまだじりじり上がっています。天然ゴムは上がらないのに、不思議です。中国国内のブタジエン市況を見ると、さすがに国内合成ゴムメーカーの合成ゴムの売れ行きがどれほど伸びておらず、ブタジエンの買い控えを発生しています。需要に天井感があり、もうそろそろ上がりどまるか? それとも中国では最近多い、相場投機の影か?
10月にまた米国出張の話が持ち上がっています。
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ブラジルゴム練り、EPDM市場、ブラジルから米国へ [海外]

先週につづき、ドバイ、イスタンブールを経由してアフリカ大陸上空を横断、大西洋を横断してブラジルへ。サンパウロ近郊のゴム練り会社3社に日系ユーザーともに打ち合わせに行きました。ZANAFLEX社は一番実力のあるゴム練り会社で2代目が会社を切り盛りしています。5ライン練りラインがあり、日系ゴム会社への供給もあり。以下の写真は同WEBサイトからで、色物練りもあります。ただこの会社でもラインの稼働率は60%ぐらいで、いかにこの数年ブラジルのゴム業界が悪いか(自動車生産が年350万台が200万台ですから)。自動車の販売シェアーはFIAT,GM、WVで、トヨタ車も少ない。もちろんトヨタ、日産、ホンダはブラジルで生産していますが、アジアに比べると日本車が少ない。やはりヨーロッパの影響が強い国です。経済がやっと底から回復しつつありますが、インフレ率が高く、借入れ金利も年15から20%とか。これはしんどい。
 ゴム材料はARLENXEO、CABOT,ORION、BIRLA(COLUMBIA)、オイル、その他ほとんどあります。 中国品もここまで来ています。中国人も結構多い。ガソリンスタンドにも寄ったが、エタノール100%、ガソリン+エタノール混合、ガソリンだけといろいろあるブラジルレアル(¥40/レアルぐらい)/Lの価格であるが、エタノール100%が安いが燃費がわるいので、単価と燃費を掛け算するとどちらが安いかあまり結果は変わらないとのこと。
 ブラジルから米国ヒューストンへ。ここでPreferredCompounding社副社長と打ち合わせ。日系向け、メキシコ工場、その他拡販。その後LionElastomer幹部と情報交換、世界のEPDMメーカーの状況、今後の市場の行方等、いろいろ話が盛り上がりました。有益な情報ももらいました。
 土日はヒューストンでレンタカーであちこちを。NASAの宇宙センターへ。(こちらヒューストンという管制室にも行きました)月までのアポロ宇宙船や、スペースシャトルの管制はすべてこの指令室からやっていましたが、その時の管制室のコンピュータはIBM360でした。(昔のひとにはなつかしい名前です)。CPUのメモリーが1MBぐらいですから、今のスマホの性能が半分以下。以下のスマホ一台の方が、スペースシャトルの制御管理していたコンピューターシステムより上とはびっくりです。今の宇宙ステーションを管制している部屋も特別ツアーで見ました。観光コースとは別のコースです。さすがにタッチパネルPLCで制御で、動画で刻々と宇宙ステーションから映像が映し出されています。NASAの内部に来たという感じです。月の上を移動するために開発された移動車もあり、ゴムのタイヤとゴムなしのタイヤも2種類が開発試験されていました。
あとは野球観戦ASTROS対MARINESで、地元ASTOMSが勝ち球場は大変な盛り上がり。NITTOTIREの広告もあり、東洋ゴムは米国でもNITTOTIREもブランドもあり、昔の日東タイヤです。(日東化工の前身)あすからメキシコに向かいます。あす泊まるホテル(Irapuato市)の5KM先でバーで銃で殺人事件が起きたばかりだとか。DSC03998ee.jpg
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世界一周出張ベトナムインド編 [海外]

9月6日から2週間世界一周の出張です。まずは当社の合弁会社VRGJAPANのあるベトナムへ。日本のゴム会社の社長さんらと、ホーチキンの台湾系のゴム練り会社を訪問し打ち合わせ。この会社はスポーツシューズ向けの白ゴム練りをやっており、ハノイで黒練りをやってもらえるかの依頼と工場見学です。下の写真のとおり、製造ラインは同社のサイトの写真からの転写です。自動計量がしっかりしています。ナイキ、アディダス、プーマによる、靴ゴムの生産ライン監査が厳しいのは有名です。ある意味では自動車メーカーの監査より厳しい。もっともチェックする視点がちがうが。
VRGJAPANでは、社内打ち合わせですが、月曜と金曜日は女性社員はアオザイをきてくるのが習慣だとか。ベトナムらしい社員一同の写真です。
シンガポールで乗り継ぎムンバイへ、そこからVadodaraに移動して、当社50%出資のインド合弁会社INDO-JAPANポリマーズで、樹脂のカラーマスバーバッチ量産ラインの生産ライン視察と打合せです。1か月前から商業生産を開始して、多くのユーザーの承認をいただく作業中です。ISO9001-2015の取得の打合せも。写真の通りいろいろなカラーサンプルができています。パール色のきれいにできました。白顔料バッチも売れています。来年夏までにフル運転できるように営業を強化中。さらに加藤事務所に先駆け、ITシステムのSAPを導入し、製造、営業、調達、経理、総務を1つのシステムで運営します。日本よりかなり安くSAPが導入できました。
ムンバイからドバイ経由、イスタンブール経由、ブラジルサンパウロに行きます。ここまでくると、日本人はこれらの便に乗っていません。ムンバイからドバイ行きのエアーインド便ですが、200名の乗客でアジア人は自分一人だけ。機内食もインド食しかありません。おいしいが辛い、サラダの青唐辛子がきつい。今ドバイで深夜1時、これからブラジルに向かいます。
この数日の間にブラジルのゴム練り会社に当社が出荷しているゴム原材料が不足になり、某日系自動車ラインを止めるわけにはいかないので、日本から、先週に続き、緊急ハンドキャリー便をつかうことに。60㎏の材料を日本から24時間で届けるのですが今回は加藤はすでに出張しているため、ハンドキャリーをしてくれる会社に依頼、この60㎏の材料の輸送に80万円ぐらいかかりました。ブラジルの遅い輸入通関作業に腹が立ちます。やれやれです。
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気温40度で今日は涼しい インド出張 インド物品税スタートする [海外]

先週2日間だけインドに出張してきました。取引先で価格交渉で成約というのもありましたが、メインは加藤事務所が50%出資しするインドジャパンポリマーズ社の新工場立ち上げの打ち合わせです。下の写真のとおり、3月に落成式を行った工場で、3ラインでも生産が始まりました。インドローカルの顧客で新工場生産品のサンプルアプルーバルが進んでいます。営業会議も開き、インド3か所の営業所からも営業マンをあつめ、早く生産量がふえるよう真剣です。
 この工場のあるグラジャート州Dododaraも5,6月は暑い。訪問した日も気温40度ですが、皆先週の43度に比べると今日は涼しいと言います。まさに熱風に中にいるようなものです。
 工場ではドイツ製とインド製(技術はドイツ)の3台の押し出し機が動きます。試験室にもいろいろな試験機が入りました。試験用の成型プレスも射出成型機も色分析器も稼働します。カラーマスターバッチ(白、カラー、黒)でスタートしていますが、薬品(滑剤、目やに防止、酸化防止、UV保護、その他)マスターバッチもまもなく生産開始です。そのうちエラストマーも作ってみたい。ベースポリマーはPE,PP, エンプラ,PC.等です。日本の生産技術品質確保のやりかたも導入します。製品にご興味がある方は当社までご連絡します。日本向けの輸入販売も行いますので。
 インドでは7月1日から全国統一物品サービス税(消費税)が導入されます。この5月中旬にその税率が発表されました。税率ものによっていろいろあります。天然ゴムは5%、合成ゴムが18%、カーボン、ゴム薬品が18%、タイヤは28%、ゴムホースが18%、ゴムロールは28% これは難しい、ややこしい。ゴム成型工場は税の処理はどうするの? この辺りは、ゴム報知新聞WEB版の6月に加藤事務所加藤進一のコラム(ゴム業界の常識、非常識)で説明します。ぜひご覧ください。
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インドネシア出張 / ブタジエン下がり始める [海外]

先週のフィリピン出張につづき、今週はインドネシア、ジャカルタ、バンドンに来ています。3日間で日系タイヤ会社、現地系ゴム練り会社、日系ゴム自動車部品メーカーへの訪問です。クアラルンプール空港で4時間夜中に乗り継ぎ、空港のカプセルホテルで仮眠して、早朝の便でバンドンに移動しました。
現地系ゴム練り会社は110Lニーダーと22インチロール(下の写真)があり、A練B練可能で、日系E社のバックアップ的なゴム練りの要請があります。月50トンぐらいは 練れそう。
日系ゴム会社には台湾製ロールの納入と試運転です。無事終了。バンドンのショッピングモールで夕食。丸亀製麺、吉野家もあります。ジャカルタからバンドンの高速道路は橋げたの補修でものすごい渋滞。4時間が7時間かかることも。バンドンはまだ賃金がジャカルタ近郊より40%まだ安いとか。
マレーシアクアラルンプール空港経由AIRASIA機でバンドン入りしましたが、クアラルンプール空港ではあのキムジョンナンが襲われたチェックインカウンター(下の写真)がありました。当然現地では話題です。ターミナル移動で乗ったタクシーのドライバーに「お前は(北)朝鮮から来たのか」と聞かれ、いや日本人だというと、それならよかった。心配した。とHOTな話題で盛り上がり。
 やっとブタジエン価格が下がり出しましたが、天然ゴムも含め価格がそれほど下がらない。
やはり中国がタイヤ材料のミニバブルになりつつあり、中国勢の買い方がここにきておかしい。かなり量を買いだしてきている。特にカーボンブラックが中国で不足に。いまや中国製カーボンブラックが一番高くなった。日本のタイヤ会社も、カーボン、天然ゴム、SBR,BRですでに価格より量の確保が大事になってきている。
 なにか昨年末から市況バランス、需給バランスが変わった。潮目が変わった感じがする。
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フィリピン出張 [海外]

先週は実質1日間だけフィリピンCEBUの日系取引先2社に出張。CEBU行きのフィリピン航空機はほぼ満席でしたが乗客で仕事で出張の人が4人だけ。フィリピンは自動車生産が年10万台ですが、販売は2016年は30万台で昨年は40%も伸びたとのこと。日系ゴム会社も横浜ゴムをはじめ、昭和ゴム化学工業所、大塚ポリテック、イワカミ、中西金属工業、宮坂ゴム、その他全部で10社強です。材料輸入、加工して、ほとんどを輸出という貿易加工の工場が多いようです。ワーカーの賃金が月3万円ぐらいで、タイ、中国より安い。勤勉で、英語が通じるをいう好条件です。
CEBU IWASAKI社、NKC社は空港滑走路の横の保税地域工業団地にあり、この工業団地には日系が70社もあります。今回フィリピンでの生産の良さを再認識しました。最近は進出予定の視察がまた増えてきたとのこと。
ホテルロビーで人と待ち合わせしていたら、急にセキュリティーが厳しくなり、どうしたのかなと思っていたところ、パトカー数台の後、黒塗りのSUVが2台、そこから現れ、私の2M先を歩いていった人は日本のテレビで見たような。そうだフィリピンのドゥテルテ大統領本人だ。あの麻薬関係者をどんどん殺してる大統領です。意外にボディーガードが少ないのが印象的でした。日系関係者によると、報道ほど、フィリピン現地では危険なことは感じていないとのこと。
今回はフィリピン往復2.5日間でした。今週はインドネシアに行き、日系タイヤ会社、工業用ゴム部品日系会社、あと現地系ゴム練り会社に行ってきます。
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フランスMLPC社、タイヤ技術EXPO2017(ハノーバー)、米国AKRONへ [海外]

先週のドバイに続き、そのまま夜行便でドイツ、フランクフルト経由パリ経由フランスボルドーに。ゴム促進剤メーカーのMLPC社の社長と面談、日本の某タイヤメーカーの方を工場見学。写真のとおり完全防備の服装、安全靴、さらに耐塩素ガスのマスクを装備して、DPGの製造現場へ。さすがヨーロッパ、安全基準は日本以上です。フライトの途中からドイツの丘で風力発電装置が沢山見える。
そのあと2017年2月14-16日にドイツハノーバーで開催されているTIRE TECHNOLOGY EXPO 2017に参加。タイヤ材料、タイヤ関係機械、試験機の300社近くが出展し、延べ1.5万人ぐらいが参加していました。タイヤ技術会議では旭化成、住友ゴム、横浜ゴム、が技術講演をしてました。出展社では、旭化成、日本ゼオン、神戸製鋼所、IHI,三菱重工業、リックス、中田エンジニアリング、帝人、その他計10社が出展され、また日本ゴム協会(学会)の会長をはじめ、よく協会の委員会でいっしょになるメンバーの皆さんのこのEXPOの中で会いました。ここではおもしろそうなタイヤ用のナノカーボンブラックの情報を入手、世界でこの会社だけが大規模な生産を開始したとか。タイヤにつかうと、耐摩耗、強度UP、その技術的な理由が面白い。2日目は昼まで会場にいましたが、そこからタクシーでハノーバー空港に、そしてフランクフルトで乗り継ぎ、さらにその日中に米国ワシントンで乗り継ぎ、深夜の米国オハイオ州クリーブランドに到着。翌日レンタカーを借りてAKRONへ向かうが、雪が降りだし、気温は-5℃、米国なので、雪の中でもノーマルタイヤ(オールシーズンタイヤ)で120KM/時で飛ばす。自分がもと駐在員なので雪道には慣れているが、時差もあり一人でレンタカーを運転するのは緊張する。間違ってウンドワッシャを作動させて、途端に目の前のガラスに、薄い氷が張り、前が見えない、120㎞の走行でしまった。これはやってはいけなかった。忘れてた。
AKRONで全米第二のゴム練り会社PreferrredCompounding社の社長を3時間打ち合わせ。いろいろ宿題があり。トランプ大統領はどういうことをやるかは、このビジネスマンでも予想不可能に。同社長を昨年11月にあった時には、さすがトランプを言えども、強硬策はしないだろうと話していたが、今回あったら、トランプは予想不可能とギブアップ気味。あとは20年前にお世話になった現地にする方を訪問して、最後の日は朝6時にホテルから車を運転して、クリーブランド空港へ、シカゴ経由、成田へ。ということで、11泊12日で世界一周の出張でした。さすがにインドで体調を崩し、それがずっと結構大変だった。
最後は今回乗ったフライト機の写真を載せます。沢山乗ったものだ。これでいままでの生涯搭乗回数はそろそろ2000回へ。
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インド RUBBEREXPO2017参加 ゴム技術センター見学 [海外]

1月19日から開催されているアジア最大(中国を除く)のゴム展示会INDIA RUBBER EXPO2017に参加、出展しました。当社の合弁会社INDO-JAPAN POLYMERS(印日)もインド側合弁相手のRAMCHARAN COMPANY社のブースに共同出展しています。このゴム展示会は出展社は400社余り、3日間の参加人数は3万人弱で、ゴム材料、ゴム機械の展示会です。このゴム展示会は9回目の開催でさすが6000社ほどゴム企業があるインド(中国は1万社、日本は1000社)ですので参加者の数が多いです。日本からは日本ゼオン、デンカ、東洋精機、弘栄貿易、信越化学工業がブースを構え、また現地代理店のブースでは、東ソー、ダイキン、IHI,リックス等が日本人説明員を配置していました。インドの材料、機械メーカーだけでなく、世界中からゴム材料、ゴム機械メーカーが出展し、中国からの出展だけで、100社を超え、ロシアSIBUR(合成ゴム)の出展もありました。年々規模が大きくなっているインドのゴム産業を感じました。今回はインド銀行がブースを出展し、そこでは今後現金を使わず、クレジットカード、デビットカード、携帯アプリで購入しようとキャンペーン中です。インドは昨年12月にいきなり流通していた約1000円以上の紙幣を廃止して無効にして、銀行で新札に取り換えを強制しました。偽札防止とタンス預金脱税を防ぐためでした。12月でその交換も終わってしまいましたので、加藤も使えない紙幣を今持っています。新札の印刷が間に合わないので、このようなキャンペーンを政府がやっています。この数か月は現金不足で、自動車、2輪車販売も振るわず、一時的ですが、このあたりがインド的です。
当社のインドパートナーのRAMCHARAN社では開催期間中にゴム技術セミナー(テーマはブルーム問題、ゴムのトラブルシューティング)とCHENNAI市内にある同社のゴム技術センター見学を開催し、100名弱のゴム技術者が参加されました。これは当社のアドバイスがもあり、RAMCHARAN社が単なるディーラー(ゴム問屋)ではなく、ゴム商社が技術センターを持ち、ユーザーに代わり(有料ですが)ゴム試験(物性試験だけでなく、摩耗、屈曲、ガス透過度、熱老化、等の特殊試験まで)や、配合設計、試作コンパウンド作り(2Lテストバンバリー、8インチロール、試験用押出機等)をやり、総合的にゴム材料(コンパウンドを含め)販売をやろうということです。ゴムコンパウンドの製造は、当社の合弁会社INDO-JAPAN POLYMERSが行っています。ゴム商社が配合設計できるゴム技術者を抱え、技術支援までやります。下の写真のとおりです。またゴム材料ハンドブックも発行しユーザーに配布しています。今回その技術センターを見学もしました。来週はタイに行きます。そういえば1月になってから7回海外の飛行機に乗っているが、成田ーバンコック間以外はほとんど日本人が乗っていない(飛行機に日本人数人だけ)フライトばかりだったな。JAL,ANAに滅多に乗らないからか。
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