SSブログ

天然ゴム価格低迷、タイでRoadMap of Rubber, rubber industryで講演の準備 [材料相場、需給]

天然ゴムが下がり続けています。ただそろそろ底値という感じもしますが。
米中貿易戦争の結果、中国製トラックバスタイヤは来年1月から米国への輸出はほとんどダメになるであろう。そのためその天然ゴムが不要になる。また中国経済が急にブレーキがかかり、これも天然ゴムの新規成約が減ることになります。ブタジエンも同じ。中国国内でSBR,BRの生産が急に落ちてきました。ブタジエンが余りだし、価格が$1000/MT近くまで下がりました。ナフサ価格価格を考えると今のブタジエンは下がりすぎ。
しかし中国のタイヤが米国に輸入されなくても、その分どこかでタイヤ生産がふえているはず。でもどうして天然ゴム価格が下がる? その理由は、天然ゴムの価格は中国勢のトレーダーの影響が一番大きい。日本のタイヤメーカーの購入数量で天然ゴム価格が変わることはあまりない。ちょっと変ですが。 
今週は東京の墨東ゴム工業会の一行を台湾にお連れして、台湾の機械メーカー見学をします。そのあと台湾からタイに向かい11月12日にタイゴム協会に招待されて、Demand&Supply,Pricing of Rubberというテーマで講演をします。Road Map of rubber and rubber industry という天然ゴム、合成ゴム、ゴム成形メーカー、関係者のWORKSHOPです。日産自動車、タイの天然ゴム関係者、電気自動車のFOMMの方が講演をします。その原稿を今作っています。帰国してすぐに関西ゴム技術研修所での2時間講演「ゴム産業、日本と世界の違い」というテーマです。こちらも原稿が完成しました。
12月20日18時からラジオNIKKEI マーケットトレンドという番組に出演して天然ゴムについてラジオ生放送にでます。生放送なのでちょっと緊張しますが。スマホやPCのradiko.jp ラジコでラジオがなくても聴けます。
先週末は日印協会(日本ーインド協会)の交流会に参加しました。協会の事務局長は元横浜ゴムの技術者インド駐在員で、数年ぶりにお会いしてびっくりでした。



nice!(0)  コメント(3) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。